天竜東幹線
現在の天竜東幹線は長野県松島付近から山梨県白根付近までを
約200基の支持物で結ばれいてます。
釜無川の北側を走る甲信幹線は中央高速からよく見えるのに対して、
天竜東幹線は国道20号からよく見えます。
この電線路は元は大同電力が大正末期から東京送電線として建設した
もので木曽川の水力発電所から東京方面に送電を行い、
東京への更なる進出を狙ったものでした。
電線路建設の認可は日本電力東京送電線(現黒部幹線)と同じ大正末期で、
認可した線路は岐阜県坂下を出発し、木曽福島、姥神峠、松島、杖突峠、白州、
境川、御坂峠、篭坂峠、神奈川県国府津から海岸沿いを通って川崎までだった
様です。
しかし、戦前の電力系統図を見ると神奈川県内は海岸沿いではなく
田代幹線と並走していた様です。
確認するにも東富士変電所から先は廃線になり撤去されてしまった為、
資料を探すしかありません。