田代幹線兄弟鉄塔
急峻な山越えをする田代幹線に矩形兄弟鉄塔が存在します。
田代幹線は山岳地帯でも迂回する事なく、
通過する地点はここでしか電線路は通す事が出来ない場所に建設されています。
それでもこの場所は過酷で高低差の大きさと径間の長さは凄いものがあります。
電線支持の負荷や事故のリスク負荷を考え、回線毎の鉄塔を採用したと思います。
三石山登山道分岐からのアプローチは激ヤブ、痩せ尾根、滑る壁等、涙ものです。
登山客には一度も出会いませんでした。 ちょっとした事で遭難します。
巡視路のが整備されています。
田代幹線102−1号 左が乙 右が甲
標高1300メートル
102−1の下に位置する102号鉄塔 回線毎矩形鉄塔
ここから南アルプス、身延山を見る事が出来る
過酷な登山道からの撮影
左が102号 右が102−1号
下から見上げるとこんな感じ 高低差がわかると思う
102号鉄塔の負荷が軽減される様、102−1が補助している様に思える
こちらは下の101号 102号と同じく回線毎の鉄塔で支持しています。
急傾斜地の為、盛土されています。
標高は950メートル
今度は若番側からの撮影の為、左が甲 右が乙になります
101号付近は思ったより急傾斜の為、撮影場所が制限される
100号鉄塔は2回線鉄塔
2003年に別位置建て替えられている
地上高対策と思われる
椿草里の山の中から撮影
手前の鉄塔が100号 山頂の鉄塔が102号と102−1号
昭和2年建設の田代幹線 輸送手段や道具が乏しい中、
よく建設出来たかと感心してしまう。