黒部幹線兄弟鉄塔 その2
黒部幹線 その1で十石峠付近の兄弟鉄塔を紹介しましたが、
更に東側(上野村側)に超長径間及び高低差が有る場所を紹介します。
よくこの場所に電線を延線できたかと感心してしまいます。
カイト山登山口近くの579号です。
懸垂型鉄塔 手前が甲号 奥が乙号 になります。
578号、577号です。
578−577間は凄い長径間です。
578号を近くで撮影 (奥が若番側)
579号より50メートルぐらい下っている
この時は崩れた場所や雑草をかき分けながらやっと到着する事が出来ました。(バラ属もあり傷多数)
必需品の鎌を持っていくのを忘れた。
578号は珍しいタイダウンを装備している
578号から見た577号
577号から山の頂上より深い谷を越え、578号に繋がっている。
径間長 800メートル以上、高低差 250メートル といったところでしょうか。
尚、株式会社−電工 のホームページにこの箇所での電線張替え工事の苦労話が
掲載されていました。
(現在は掲載されていません。)
黒部幹線の兄弟鉄塔は573号が最終で574号は浜平線との分岐鉄塔になっています。
黒部幹線は過酷な十石峠を越え、上野村の人里へ下りて行く。
尚、十石峠の国道299号は国道ならぬ酷道です。