榛名線/川戸線の分岐
吾妻川系の榛名線と川戸線が分岐している箇所があります。
松谷発電所の下流に位置し、高台の場所から分岐しています。
この分岐設備は両方の電線路で分岐出来る対応をとっており、
双方で木柱も使われています。
双方分岐で鉄塔/パンザー/木柱使用と大変珍しい構成になっています。
川戸線18号です
電線は左に曲がっていますが、以前は直進していて分岐していたと思われます。
右の支持物は木柱です。
木柱のアップ画像
川戸線甲19号です。
そういえば、東京電力の木柱送電線で分岐用支持物は最近見かけた事が無いな・・・
木柱は平成4年に建て替えられていました。
平成になっても木柱が更新されるとは驚きです。
川戸線は榛名線に向かっていますが、
なんとパンザーマストの兄弟鉄柱になっていました。
鉄塔以外の回線毎支持物は東京電力では大変珍しいです。
双方の分岐木柱(19,21号)と電線を潜る為の高低差を考慮して、
パンザーを採用したものと思われます。
尚、このパンザーは昭和63年建設の為、以前は木柱だったと思われます。
次は榛名線と接続の支持物です。
なんとここでも木柱が採用されています。
榛名線は昭和30年代の鉄塔の為、大正時代の支持物に置き換え、
松谷発電所からこの場所まで榛名線の鉄塔を使用し、この場所で分岐したと思います。
ところで 下にピンクのリボンが有る もしかして建て替えされるのか?
この木柱は平成7年の建て替えでした。
現在残存している木柱では大変珍しい、回線番号札が付いています。
残存している木柱は殆ど1回線の為、番号札が殆ど付いていません。
榛名線19号
川戸線は分断されていました。
という事は・・・・・ 川戸線の木柱は予備線扱いになっている事になります。
これら珍しい支持物が集結した場所
ページのカテゴリも分岐/木柱/兄弟/色々な鉄塔 等迷いましたが、
分岐による付帯設備の為、分岐のページで紹介しました。
大変貴重な設備
いつまでも残ってほしいと思う。
★注意
この場所へアプローチする道は大変狭いです。
あまりに狭いため、途中から徒歩になります。