引退鉄塔 05年度

   ここのページでは05〜06年にかけての建替え工事で姿を消したと思われる
   鉄塔を紹介します。
   全てを確認したわけでは有りませんのでもしかしたら残っている鉄塔が有るかもしれません。
   また、私の持分による画像の公開なので、全ての建て替え分を網羅しているわけではありません。
   05年は三井化学線の廃線、猪苗代新幹線の大規模な工事が印象的です。


 三井化学線 28号(廃線)

   



  工場閉鎖と22KV系統の廃止に伴う廃線
  鉄柱ではあるが、塔ノ沢線の面影を残す大変貴重な鉄柱だった。
  鉄柱には昭和5年と記されているが、大正時代の地形図には
  送電線が表記されており、相当古い鉄柱で老朽化が進んでいたと思われます


 甲信幹線101号(地上高対策)

   


 甲信幹線102号(地上高対策)

   


  この鉄塔は塩尻付近の長野自動車道を跨ぐ場所に位置します
  この付近の鉄塔はまだ原型鉄塔が数多く残っています


 鈴川線3号(地上高対策)

   

  昭和33年建設の鉄塔 
  鉄塔付近の宅地化により地上高が確保出来なくなってしまった。
  鈴川線も半分以上は建て替え済みであり、
  原型消滅は時間の問題だと思います。


 中沢線4号(増強化)

   

   中東京変電所と新所沢変電所を結ぶ中沢線4回線も建て替えが進んでいます。
   今年は1,2Lが建て替え対象でした。
   今後、中東京幹線を流用した500KV西上武幹線完成後はどちらかの電線路を
   新所沢変電所まで利用するものと思われます。(安曇幹線だったりして・・・・)



 駒沢線50号(老朽化)

   

   世田谷の住宅密集地の鉄塔
   駒沢線の中でも低い鉄塔でした。
   鉄塔には昭和6年と記されており、他の鉄塔(大正15年)より
   新しい様でした。
   駒沢線の中でもお気に入りの1基でした。


 北佐久線172号(地上高対策と老朽化)

   

   引退した鉄塔はこの鉄塔ではなく、次の鉄塔から連続3基でした。
   鉄塔建設から50年を経過する為に今後の動向が気になります。


 川世線48号(老朽化)

   

    昭和15年の鉄塔
    高級住宅地の成城に位置します。
    今後の建て替えは成城駅前へと進むと思われますが、
    工事用の用地確保、騒音防止、重機搬入、工事費の高騰など
    大変困難な工事になると予想されます。
    建て替え後は後に見える鋼管単柱になると思います。


 猪苗代新幹線383号(老朽化)

   

  栃木県矢板付近の鉄塔
  この付近も徐々に建て替えが進められています
  後に見える鉄塔は栃那線で猪苗代旧幹線系です。 全面建て替え済み


 猪苗代新幹線533号(建て替えの進行)

   

  後の鉄塔に続き建て替えが進行している
  後の鉄塔は高速道路の建設による道路横断と付帯的に作られた一般道建設の為に、
  99年か00年に連続10基の建て替え工事が行われています。



 猪苗代新幹線672号(老朽化)

   

  茨城県古河市から北へ建て替えが進行し、
  今年10基を越える大規模な建て替え工事が行われました。
  建て替えは野木線接続鉄塔まで北進していると思われます。
  工事は757号建て替え工事完了後行われています。


 猪苗代新幹線757号(交差鉄塔化)

   

   東京北線の建て替え工事に併せて、
   新鉄塔は東京北線との併架になりました
   高い鉄塔になっている為に両側の鉄塔は補強され耐張鉄塔になりました。
   この画像は工事直前に撮影したものです。
   その後、672号の工事を行う為に東京北線より先に運用開始を行いました。


 東京北線8号(老朽化)

   

   東京北線の初めての大規模な建て替え工事。
   今回8基の建て替えが行われました。
   中でも8号鉄塔は31メートルと一番低い鉄塔で、珍しい鉄塔でした。
   


 榑坪線31号(地上高対策と老朽化)

   
 大正9年の鉄塔 
 中間部分を嵩上げした変な形の鉄塔でした。
 近くに工場がある為に高さ対策も原因と思われます


 南武線20号(増強化)

   

   98年頃より毎年2、3基の建て替えが進められています。
   原型鉄塔も残り僅かになりました。
   河川の土手付近位置する鉄塔の為に、
   下部の電線を上げる対策としてBT化されています。


南武線27号(増強化)

   

   20号と同一時期に行われた建て替え工事
   鉄塔は丘陵地に位置します。
   工事に関しては鉄道や主要道路の横断物があり、
   しかもこの部分に高低差が有る為に技術力が求められた工事になったと思います。



   西相模線27号(地上高対策)

   

   昭和34年の鉄塔で武蔵野線の原型鉄塔とよく似た鉄塔
   山間地に位置する為に森林の高さ対策かと思われます。
   最近は伐採もうるさいのかな



赤川谷線9号(鉄塔化)

  

  珍しい三角鉄柱の送電線だが、建設が昭和29年という事もあり
  建て替えが進められています




東信線88号(地上高対策と老朽化)

   

   低い鉄塔が続く東信線も毎年何処かで建て替え工事が行われる様になりました。
   浅間山を背景に好景地の多い電線路です。



南佐久線42号(老朽化)

   

   南佐久線の原型鉄塔はもしかしたら全滅したかもしれません。
   3月に所用で近くまで行ったが確認出来なかった。





南小山線23号(廃線)

   

   系統変更による一部廃線
   15基近い除却工事になりました。
   電力会社も経営効率を考え不要資産はどんどん廃却している様です。




片品川線125号(鉄塔化)

   

   コン柱の片品川線も毎年建て替え工事が進められ、コン柱が急速に減っています。
   建て替えは前橋から北進し沼田方面に進められています。
   建て替えは渋川近くまで進んでいます。



北佐久線133号(地上高対策と老朽化)

   

   軽井沢の別荘地に建っている鉄塔で
   開発が進められている関係で建て替えされるものと思います。




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